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ジャーニーマップ分析を実行すると、「注目ポイント」「グラフ」「分析データ一覧」の3つに分類された情報が表示されます。
それぞれの情報は以下の通りです。
「注目ポイント」
分析結果を基に「影響度」「改善点」「強み」の3つの内容に着目し、ポイントとなる内容を提示します。
「グラフ」
分析結果を基に体験ごとの「推奨度への影響の大きさ」「推奨度を上げる力」「改善効果の大きさ」「平均評価」に関するを数値をグラフ化しています。
「分析データ一覧」
注目ポイントの抽出やグラフ生成にあたり、利用した分析結果の数値や係数を要因項目ごとに表出しています。
注目ポイント
① 影響度に注目
「推奨度に対する影響」が強い項目に着目し、影響度が高い項目を、順に最大3つ提示します。
この項目は「分析データ一覧」の「推奨度への影響力」の値を基に選定しています。
回答者が推奨度合いを判断するに辺り、本項目に関する体験が大きく影響すると言える為、提示された項目については、単純集計結果等で対象項目の評価の変動を注視する必要がある項目となります。
② 改善点に注目
改善効果が出やすい項目に着目し、効果が大きい可能性がある項目を、順に最大3つ提示します。
この項目は「分析データ一覧」の「推奨度への影響の大きさ」と「推奨度を上げる力」の差である「改善効果の大きさ」の値を基に選定しています。
提示された項目は「推奨度を引き下げる影響」が強い項目である為、該当項目に関する低い評価を減らすことで、NPSの改善がしやすくなる項目となります。
③ 強みに注目
「強み」と言える項目に着目し、「推奨度を押し上げる影響」が強い項目を順に最大3つ提示します。
この項目は「グラフ」の「推奨度を上げる力」の値を基に選定しています。
提示された項目の評価をより高めることで、高いNPSに繋がりやすい項目とも言えます。
グラフ
グラフは横軸に要因項目を表示し、それぞれの「推奨度への影響の大きさ」「推奨度を上げる力」「改善効果の大きさ」をグラフで表示しています。
① 推奨度への影響の大きさ
この値が大きいほど、良否を問わず推奨度へ与える影響が大きい要因項目であるといえます。
値が0の要因項目は、推奨度に対して特に影響はありません。
② 推奨度を上げる力
この値が0より高いものは、回答者が推奨度を決める上で、好影響を与え、推奨度を押し上げている要因項目と考えられます。
対して、0より低いものについては、悪影響を与え、推奨度を引き下げている要因項目といえます。
③ 改善効果の大きさ
「推奨度への影響の大きさ」と「推奨度を上げる力」の差であるこの値が乖離が大きいほど、改善効果が高い要因項目であるといえます。
たとえ「推奨度を上げる力」が推奨度を押し上げている要因項目であっても、この値が大きければ改善の余地がある状態といえます。
④ 平均評価
横軸の各体験(要因項目)ごとに集計されたNPSのプラス評価、マイナス評価の平均を示します。
分析データ一覧
縦軸に要因項目、横軸に分析結果の数値や係数を表出しています。
本データは「注目ポイント」と「グラフ」を出力する上で利用した各要因項目ごとの数値や係数について、参考値として表しています。
以下は横軸の数値や係数に関する解説となります。
推奨度へのネガティブ影響偏回帰係数
NPS®要因の選択肢をスコア化した際、マイナス影響となる偏回帰係数の値となります。
推奨度へのポジティブ影響偏回帰係数
NPS®要因の選択肢をスコア化した際、プラス影響となる偏回帰係数の値となります。
ネガティブ平均評価
NPS®要因の選択肢をスコア化した時のマイナス影響の平均値となります。
NPS®要因の選択肢を7段階にした場合、非常にマイナスに影響した〜マイナスに影響したの項目を数値に置換し、合計値を全回答者数で割った数値となります。
ポジティブ平均評価
NPS®要因の選択肢をスコア化した時のプラス影響の平均値となります。
NPS®要因の選択肢を7段階にした場合、非常にプラスに影響した〜プラスに影響したの項目を数値に置換し、合計値を全回答者数で割った数値となります。
推奨度へのネガティブ影響力
NPS®要因の選択肢をスコア化した際、マイナス影響の値に対する変動係数の値となります。
推奨度へのポジティブ影響力
NPS®要因の選択肢をスコア化した際、プラス影響の値に対する変動係数の値となります。
推奨度への影響力(絶対値の合計)
「推奨度へのネガティブ影響力」と「推奨度へのポジティブ影響力」の絶対値の合計となります。
推奨度への影響の大きさ
本数値は「プラスに影響した(もしくは「マイナスに影響した」)」回答において、AICを用いた数量化Ⅰ類によって算出された数値に対し、「ポジティブ平均評価(もしくは「ネガティブ平均評価」)」を掛け合わせた数値に対し、プラスとマイナスの絶対値を足し合わせ上で、指数化するために最も値が大きいものを100とし、相対的に計算した数値となります。
グラフ上の「推奨度への影響の大きさ」は、この数値を使用しています。
推奨度への影響力(差引)
「推奨度へのポジティブ影響力」から「推奨度へのネガティブ影響力」を差引した数値となります。
推奨度を上げる力
本数値は「プラスに影響した(もしくは「マイナスに影響した」)」回答において、AICを用いた数量化Ⅰ類によって算出された数値に対し、「ポジティブ平均評価(もしくは「ネガティブ平均評価」)」を掛け合わせた数値に対し、プラスとマイナスの値を足し合わせた値を、指数化する前の推奨度への影響の大きさが最も大きいものを100とし、相対的に計算した数値となります
グラフ上の「推奨度を上げる力」は、この数値を使用しています。
改善効果
「推奨度への影響の大きさ」から「推奨度を上げる力」を引いた数値です。
グラフ上の「改善効果の大きさ」は、この数値を使用しています。
ネット・プロモーター、ネット・プロモーター・システム、ネット・プロモーター・スコア及び、NPSは、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、NICE Systems, Inc.の登録商標又はサービスマークです。 eNPSはベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、NICE Systems, Inc.の役務商標です。 |