どのアンケートをどのユーザーに見せるか を制御する方法です。
ユーザーグループという枠にユーザーを所属させ、上下の階層構造を設定することで、アンケートそのものやアンケートの回答の閲覧範囲などを制限することが出来ます。
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権限管理について
EmotionTechシステムでは、「ロール」と「ユーザーグループ」を用いて、閲覧や操作に関する制御を行っています。
「ロール」では、「作成」や「編集」、「削除」と言った操作に関する制御を行うことが出来ます。
「ユーザーグループ」では、「グループの上下関係」に基づいた「閲覧可能な範囲」に関する制御を行うことが出来ます。
「ロール」と「ユーザーグループ」を併用することで、「ユーザーグループ」の権限制御による閲覧可能なデータに対して、「ロール」による操作権限を定めて詳細な権限管理を行うことが出来ます。
「ロール」についての詳細は、以下を参照してください。
ユーザーグループとは
ユーザーグループは大きく分けて以下の2つが存在します。
- 「root」
- 「root」以外のユーザーグループ
○ 「root」
「root」というユーザーグループは組織を作成した際に、自動生成されます。
「root」は全てのユーザーグループの最上位グループとして扱われます。
「root」に対して、編集やユーザーグループの無効化を行うことが出来ません。
○「root」以外のユーザーグループ
「root」以外のユーザーグループについては、ユーザーグループ管理画面から作成することが出来ます。
「root」以外のユーザーグループは「root」の下位グループとして設定することが出来ます。
「root」以外のユーザーグループは「root」以外のユーザーグループの上位 / 下位グループとして設定することが出来ます。
「root」以外のユーザーグループに対して、編集やユーザーグループの無効化を行うことが出来ます。
ユーザーグループによる制御
ユーザーグループの設定により、上下に階層構造を持たせたグループごとのユーザーが、どの様に「閲覧範囲」を制御されているのかを例を元に解説していきます。
今回の解説にあたり、以下の構造のユーザーグループ編成を例とします。
※ 本説明はあくまでユーザーグループの設定に伴う、各ユーザーグループに所属するユーザーの見える範囲の制御に関する内容となる為、各ユーザーのロールによる権限については閲覧以上とします。
※ ユーザーグループの編成例の為、構成に関する前提として、ユーザーグループ「root」の配下に下記の構成を用意した体で解説を行います。
上位グループ(本部)に所属するユーザーの見え方
自身の所属するユーザーグループ(本部)と下位組織に所属する全てのユーザーグループに対して、以下の内容を閲覧することが出来ます。
- 各ユーザーグループで作成されたアンケートとその回答データ
- 各ユーザーグループで作成されたアンケートに対する単純集計結果
- 各ユーザーグループで作成されたアンケートに対するジャーニーマップ分析結果
- 各ユーザーグループで作成されたセグメントマスタ
- 各ユーザーグループで追加されたセグメント
中位グループ(西日本)に所属するユーザーの見え方
自身の所属するユーザーグループ(西日本)と下位組織に所属するユーザーグループ(福岡・大阪)に対して、以下の内容を閲覧することが出来ます。
- 各ユーザーグループで作成されたアンケートとその回答データ
- 各ユーザーグループで作成されたアンケートに対する単純集計結果
- 各ユーザーグループで作成されたアンケートに対するジャーニーマップ分析結果
- 各ユーザーグループで作成されたセグメントマスタ
- 各ユーザーグループと上位ユーザーグループで追加されたセグメント
- 所属するユーザーグループ、または下位のユーザーグループで作成されたセグメントマスタに対し、上位グループが追加したセグメント
上位グループ(本部)と同列グループ(東日本)、同列グループの下位グループ(東京・千葉)に対して、ユーザーグループ自体の存在を確認することが出来ず、列挙したユーザーグループが作成したアンケートや集計・分析結果、セグメントマスタを閲覧することは出来ません。
下位グループ(福岡)に所属するユーザーの見え方
自身の所属するユーザーグループ(福岡)に対して、以下の内容を閲覧することが出来ます。
- 所属するユーザーグループで作成されたアンケートとその回答データ
- 所属するユーザーグループで作成されたアンケートに対する単純集計結果
- 所属するユーザーグループで作成されたアンケートに対するジャーニーマップ分析結果
- 所属するユーザーグループで作成されたセグメントマスタ
- 所属するユーザーグループで作成されたセグメント
- 所属するユーザーグループで作成されたセグメントマスタに対し、上位グループが追加したセグメント
上位グループ(本部・西日本)と同列グループ(大阪)、上下関係の無いグループ(東日本・東京・千葉)に対して、ユーザーグループ自体の存在を確認することが出来ず、列挙したユーザーグループが作成したアンケートや集計・分析結果、セグメントマスタを閲覧することは出来ません。