多重クロス集計(β)に関するページです。
クロス集計とは、2つ以上の異なるカテゴリや値の組み合わせごとにデータを集計し、クロス表として表示して、その関係を分析する為の統計手法です。
データを表形式に表すことで、簡易な視覚化を行い、条件をクロスすることで関係性の理解を分析することに役立ちます。その為、マーケティング戦略や顧客ターゲティングなどの意思決定プロセスのサポートにも役立ちます。
<目次> |
多重クロス集計画面を表示する
1. メインメニューから「集計・分析」を押下し、[集計・分析一覧画面]に遷移する。
2. 一覧より、集計・分析結果を見たいアンケートのアコーディオンメニューを押下する。
3. 「クロス集計(β)」を押下し、[多重クロス集計画面]に遷移する。
多重クロス集計の画面構成
多重クロス集計画面(集計前)
① フィルター
ボタン押下にて、画面右端に[フィルター条件設定画面]の表示/非表示を切り替える。
② 集計軸一覧
多重クロス集計時、表側に表示する集計軸の候補を一覧として表示します。
集計軸として表示される内容は、対象アンケートに含まれる下記の設定を元に表示します。
- セグメントマスタ設定
- 質問設定 - 質問タイプ「推奨度(NPS)」
- 質問設定 - 質問タイプ「要因質問」
- 質問設定 - 質問タイプ「単一選択(SA)」
- 質問設定 - 質問タイプ「複数選択(MA)」
③ 集計軸
多重クロス集計時、表側に表示する集計軸を設定します。
設定することが出来る集計軸は最大4つとなります。
最上位にあるものを「集計軸1」とし、下に設定するにつれて、「集計軸2」「集計軸3」として扱います。
④ 集計値を横に比較する集計軸
多重クロス集計時、表頭に表示する集計軸を設定します。
設定することが出来る集計軸は最大1つとなります。
⑤ アコーディオンメニュー
集計軸の設定を行う表示領域を開閉することが出来ます。
⑤ 集計開始
集計軸の設定、ならびに、フィルター条件で設定した内容で、多重クロス集計向けに集計を開始します。
⑦ 集計結果
集計結果をここに表示します。
多重クロス集計画面(集計後)
① 集計の有効回答数
フィルターの絞り込み条件に該当するアンケートの回答数を表示。
② 集計軸情報
集計軸のセグメント名、もしくは、質問文を表示。
③ 設定中の集計値一覧
クロス集計表の表頭に設定中の「集計値」の一覧を表示。
表頭に設定することが出来る集計値は、以下の通りで、集計軸の内容に応じて決まります。
- 回答数
- 回答割合
- NPSスコア
- 平均推奨度
- 平均評価
④ 集計値を追加
クロス集計表の表頭に設定することが出来る「集計値」を表示。
本ボタンを押下して表示されるチェックリストから、チェックの切り替えを行うことで、集計値の追加、削除を行えます。
⑤ クロス集計表
「集計軸」と「フィルター条件の絞り込み」の各条件に該当した多重クロス集計表を表示。
多重クロス集計表に関する各名称は以下の通りです。
多重クロス集計の実施
1. [多重クロス集計画面]に遷移する。
2. 「集計軸一覧」から多重クロス集計の集計軸としたい軸をドラッグ&ドロップで「集計軸」の赤枠部分に配置する。
3. 「集計開始」ボタンを押下。
集計結果に関する注意事項
◯「その他」「未体験」について
アンケート設定の質問タイプ「単一選択(SA)」「複数選択(MA)」の”その他”の表示設定や、「要因質問」の”未体験”に関する表示設定を一旦、有効にして保存すると、その後、表示設定の有効無効に関係なく、クロス集計表の集計軸の値として表示されます。
◯「未回答」の扱いについて
「要因質問」に関する集計軸を除いて、クロス集計表の表側に表示される集計軸の値には「未回答」という値が表示します。
回答データが「未回答」として扱われるのは、以下のケースです。
- アンケートの表示条件により、回答時に設問として表示されなかった設問の回答結果
- 回答時、任意回答のため、選択肢を選ばずに次に進まれた設問の回答結果
設問が追加された場合、追加された設問が集計期間内のどのタイミングで追加されたかに関係なく、以下の条件によって「未回答」として扱われます。
- 回答が存在する期間 :回答内容に基づきカウント
- 回答が存在しない期間 :「未回答」としてカウント
セグメントマスタの変更を行なった場合、以下の条件によって「未回答」として扱われます。
- 差し替えたセグメントマスタ内に同名のセグメントが存在する場合 :回答内容に基づきカウント
- 差し替えたセグメントマスタ内に同名のセグメントが存在しない場合:「未回答」としてカウント
セグメントの変更・削除を行なった場合、以下の条件によって「未回答」として扱われます。
- セグメントマスタ内に一致するセグメント名あり :一致したセグメントに対して、カウント
- セグメントマスタ内に一致するセグメント名なし :「未回答」としてカウント
◯「選択肢」の削除、追加、編集時の扱いについて
選択肢が削除された場合、削除された選択肢がクロス集計表の集計軸の値から消えることは無く、無効な選択肢として、有効な選択肢の下に表示されます。
フィルター条件で絞り込む
フィルター条件設定画面
① フィルター
ボタン押下にて、画面右端に[フィルター条件設定画面]の表示/非表示を切り替えます。
② 集計期間
絞り込み条件として、集計期間の範囲を開始日時と終了日時で指定し、絞り込みが行えます。
開始日時と終了日時のデフォルト値は対象アンケートの最古と最新の回答データを基に設定されます。
③ セグメントの絞り込み
絞り込み条件として、設定中のセグメントマスタに登録されたセグメントを指定し、絞り込みが行えます。
本絞り込み条件は、選択中のアンケート設定にて、セグメントマスタの設定がある場合のみ表示されます。
「セグメントを追加」を押下すると、[セグメントの選択画面]が表示されます。
絞り込み条件として設定したいセグメントを選択の上、「この内容で確定」を押下してください。
④ 集計条件
絞り込み条件として、質問タイプごとに比較条件を設定して、絞り込みが行えます。
条件はAND条件にて複数の条件を組み合わせて表示する事が出来ます。
比較条件の設定は下記で示す通り、質問タイプにより異なります。
推奨度(NPS)
対象の質問の回答にて、指定したNPSの影響度(0〜10)が下記の比較条件に該当するかを条件にします。
- 「=(等しい)」
- 「≧(以上)」
- 「≦(以下)」
要因質問
対象の質問の回答にて、指定した要因項目で指定された影響度(複数選択可)が含まれているかを条件にします。
単一選択(SA)
対象の質問の回答にて、指定した選択肢(複数選択可)が含まれているかを条件にします。
複数選択(MA)
対象の質問の回答にて、指定した選択肢(複数選択可)が含まれているかを条件にします。
マトリクス - 単一選択(SA)
対象の質問の回答にて、指定した表側の項目に対し、選択された表頭の項目(複数選択可)が含まれているかを条件にします。
クエリキー
対象アンケートのクエリパラメーター設定にて、設定中のクエリキーに対するパラメーターに指定した文字列が含まれているかを条件にします。
⑤ 条件の削除
削除したい条件の横のある「ゴミ箱アイコン」を押下してください。
⑥ 集計開始
フィルター条件の内容で、クロス集計(β)向けに集計を開始します。
ネット・プロモーター、ネット・プロモーター・システム、ネット・プロモーター・スコア及び、NPSは、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、NICE Systems, Inc.の登録商標又はサービスマークです。 eNPSはベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、NICE Systems, Inc.の役務商標です。 |